ハイブリッド瓦・エアルーフとは

次世代を創造する意匠。 ハイブリッド瓦・エアルーフ シリーズ
→ウッディ27
→プロヴァンスS

特長1 
雨を透さない。風に動じない。

防水性の秘密は、高い寸法精度。屋根にふいた時の密着性の高さが、雨水を寄せつけません。

防水性は、製品の均質性で決まります。陶器瓦は製法上、まったく同質にはできないため、「口空きJと呼ばれる隙聞が発生し、雨風の浸入をゼ口
にはできません。高精度の工アルーフシリーズは、瓦一枚一枚が密着することで、「口空き」を解消。また、独自の防水堤構造で、わずかに浸入した雨水も瓦裏までたどりつくことはありません。

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屋根全体が、まるで1枚の「板」のように暴風に耐えること。力学的な最適設計と強靭なハイブリッド素材が可能にしました。

屋根から瓦をはがそうとする、暴風雨。しかし、「口空き」のないエアルーフシリーズは、風の侵入をも遮ります。また、力学的に最適化された構造と、簡単施工で最大強度が得られる寸法精度によって、風の脅威から二重三重の備えで家を守ります。

 

特長2
割れない強靱。砕けない粘り。

その真価は災害時に。二次災害も防ぎ、賠償責任のリスクも解消します。

温暖化とともに大型化する台風。飛来物によって瓦が割れた場合は、雨風の侵入を許し大きな被害につながります。また、割れ砕けた瓦の落下による二次被害も予想され、これには賠償責任が発生することもあります。これを防ぐもっとも効果的な手段。それは、瓦が割れず砕けないことです。

エアルーフと陶器瓦の耐衝撃比較

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●試験条件JISA5402 に準じる(※社内鼠験結果)
●試験方法530gの鉄球を上方より落下させ目視により破損状況を確認

高分子繊維は、強固な鉄筋。樹脂軽量骨材は、衝撃吸収。「瓦が割れる」時代は、終わりました。

「焼き物」である陶器瓦と、高圧プレス製法の工アルーフのもっとも大きな違い。それは、さまざまなハイブリツド基材で瓦の機能性を高めたこと。縦横無尽にからみあう、高分子繊維が強度をアップ。弾性のある樹指軽量骨材は、衝撃を吸収。さらに、高圧プレスによる高密度構造によって、瓦は飛躍的に進化しました。

 

特長3 
大地震をいなす。軽さの役割は重い。

地震にあらがうのではなく、受け流す。屋根の軽量化が、必ずやってくる大地震への保険になります。

30年以内に南海地震が発生する確率は、50%と言われています。阪神淡路大震災のように、予想外の大型地震もあるかもしれません。地震国・日本の家は、「地震に遭う」ことが前提です。
当然、さまざまな耐震技術や構造が開発されていますが、もっとも単純な耐震力アップは、「揺れやすい場所に重量物を置かない」こと。家全体の重心点を下げることで、地震のエネルギーを受け流すことができます。瓦を軽くする。工アルーフ誕生以来の、第一の目標です。
※エアルーフ・プロヴァンスSは、ハイブリッド素材の最適配合によって、伝統的な陶器系瓦に比べて40%もの軽量化を実現することができました。

「揺れる力Jをため込む、質量を減らす。建坪50坪の家なら、約3トンもの軽量化を可能に。

軽量瓦の代名詞、エアルーフ。その軽量化の秘密は、「高分子繊維強化セメン卜」(FRC/Fiber Reinforced Cement)によるハイブリッド構造です。薄さ(重量軽減)と強度確保を両立するための高分子繊維。軽量化と耐衝撃性を可能にした、樹脂軽量骨材。

60年を越えて積みかさねられたノウハウから生み出されたハイブリッド素材の最適配合によって、伝統的な陶器系瓦に比べて40%もの軽量化を実現することができました。

●白い屋根 : 一般的な陶器瓦の家を想定
●緑の屋根 : 瓦重量が約1/2。エアルーフの家を想定
●他の模型仕様は同一

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特長4 
時間を止める。フッ素マジック。

瓦の劣化を、風格や味わいなどと言い換えることは終わりました。
表面の劣化は、必ず内部の劣化に結びつきます。
エアルーフが採用しているセラミックコーティングは、すでに20年を越えて、一般的な陶器瓦と同等以上の高い耐久性を、実証し続けています。

20年以上の耐久実績に、さらに強固なフッ素コーティングをプラス。表面劣化=内部劣化を過去のものに

エアルーフがかつて採用したセラミックコーティングは、すでに20年を越えて、一般的な陶器瓦とは次元の異なる高い耐久性を、日々、実証し続けています。そして、最新のエアルーフは、さらに進化。素材との圧倒的な結合力と、低い摩擦係数によって雨風などのダメージを受け流すフッ素コーティンゲを採用しました。

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